2018.9.19-20 【朝日岳-雪倉岳-鉱山道】秋を探しに day2
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午前2時アラームの音で起床。
実は隣のテントの方のアラームが1時頃鳴り
出発の準備を始めていたのをなんとなく聞いていたのですが
こちらも早く出発しなきゃと我に返り起きる事ができました。
隣の方いなかったらアラームを止めてまた寝ていただろうな。
今回、寒いだろうと思ってサーモスの水筒を持ってきていました。
これが大正解。
まずは昨晩沸かした白湯を飲んで目を覚まします。
更にお湯を沸かして、ホットポカリを飲み
無印良品のバウムを食べると体も温まり目も覚めてきます。
辺りは真っ暗。朝食は明るくなってからとるとして
荷物をまとめ、「小屋の受付に置いておくね」と言われた
お弁当のマス寿司を持ち出発です。
登り下りが多く、実は水平ではないという水平道を行きます。
陽が昇るまで寒いだろうと、ダウンパンツは履いたままでしたがちょうど良い暖かさ。
下り気味ではありますが、登ったり下ったり。
噂通り、水平ではない道。
明るくなりはじめたので、ダウンパンツを脱いで更に進みます。
この日の行程は昨日よりも長丁場。
涼しいうちに先へ進んでおきたいところです。
水平道の出だしこそ険しい道が続きましたが
その後は木道のあるとても良く手入れのされた登山道が続きます。
水平道分岐で朝食をとることに。
ビバークレーションと念願のマス寿司。
シャウエッセンも食べてほっと一息つきます。
腹ごしらえも終わりまた歩きだします。
しばらく赤男山の巻道が続きますが
展望の良い道が気持ち良いです。
燕岩を過ぎるとガレ場になりいよいよ雪倉岳へ。
先ほどまでいた朝日小屋が遠くの稜線に見えます。
昨日歩いた五輪尾根や朝日岳頂上も眺める事が出来て感慨深いです。
なだらかなガレ場を一歩一歩踏みしめて雪倉岳に到着。
風も強く寒いので、撮影を済ませてすぐに下ります。
それにしても景色最高!
なんと言ってもここからがとても楽しい。
昨年歩いた小蓮華山から白馬岳の稜線を、富山県新潟県側から眺めます。
歩いてきた道を眺めながらまた歩く。
来てよかったと心からそう思う道でした。
雪倉避難小屋で一休み。
小屋を覗いてみると、とてもきれいに手入れをされている避難小屋でした。
腹も減り体も冷えていたのでカップラーメンが体に沁みます。
あとは鉢ヶ岳の巻道を通り、分岐まで登り返せば
鉱山道を下るだけです。
期待していた紅葉が少しずつ始まっていました。
まだまだゆっくり景色を眺めていたいところですが
ここからの鉱山道は険しく、天気予報ではそろそろ雨が降り出すはず。
道を急ぎます。
鉱山道は通る人が少なく、手入れはされているものの道幅も狭く
増水すると渡れなくなってしまう沢もあり注意して進みます。
降り続かないのですが、ポツリポツリと雨も。
途中、登山ツアーの団体とすれ違ったのですが
メンバー2人が登山道で蜂に刺されたとの事。
ガイドさんが親切に詳しい場所を教えて下さりましたが
一気に緊張感が高まります。
ここから沢を3つ渡った後の段差にある
石の裏に巣穴があるとの事でしたが、さすがガイドさんです。
言われた通りの場所に蜂が飛び回っています。
静かになったところを見計らって急ぎ足で通過。
後から来た妻の話だと、自分が通ったあとは巣穴からたくさんの蜂が出てきたそう。
ガイドさんから話を聞いておいて良かった。2人でガイドさんに感謝しました。
しとしと雨も降り出し、レインウェアを着込んで下っていきます。
疲れも感じ始め、体も冷えてきましたが
休憩時にはサーモスの水筒に朝入れておいたお湯を飲む事で体が温まり
とてもほっとする事ができました。白湯最高。
これからは暑い時期以外は必ず持とうと思いました。
それにしても鉱山道は長かった。
景色もあまり変わらない樹林帯の中という事もありますが
なかなか蓮華温泉が見えてきません。
ようやく大きな川の音が聞こえ、鉄パイプの橋が現れました。
ここからはようやくあと1時間30分。
雨で滑る木道を注意しながら歩きます。
木道が現れたという事は蓮華温泉が近いはず。
ほぼ平らな道なので歩みが止まることはないのですがやはり長い。
16時、ようやく蓮華温泉に辿り着きました。
この頃には雨が本降りに。
出発がもう少し遅かったら更に雨にあたって大変でした。
蜂にも刺されず、今回は幸運に助けられた感もありますが
無事下山することができました。
目的でもあった紅葉には少し早かったのですが
長いこと景色の良い稜線や登山道を歩けとても満足でした。
今回は鉱山道で下山しましたが、小蓮華山、白馬大池から
蓮華温泉に下ってもみたいですね。
新しい学びもあり、充実の2日間でした。