これまでの中で1番の長き行程。【小谷村BC ロングルート】後編
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日差しもなく、滑り降りた森の中はとても寒く
ウェアを着てハイクしてもちょうどいいくらい。
暑くなるだろうと、ウェアを脱いで歩きはじめましたが
慌てて着込みなおすほど。
1本滑り降りたので登り返しです。
ここからはトレースがありませんが
同行の熟練者様達が切り開く、歩きやすいトレースを追います。
甘えさせていただき、迷惑をかけないように
必死に食らいついて行くこと50分。
次の滑走ポイントへ到着しました。
こちらは滑りながらも移動も含めた滑走で
標高差450m、距離は2.4kmほど。
だいぶ標高を下げてきているのに
冷えているので雪は以前としてサラサラ。
オープンな斜面から沢沿いを移動していきます。
熟練者様に聞くと、今までの中でも1番の雪質とのこと。
ここまで降りるとなかなかこの雪には当たらないそう。
なんていい日に当たったんだと、皆から笑顔があふれます。
降り切ったところで
ここから最後の斜面に向かって登り返しです。
リーダー曰く、これから行く場所が本日メインの斜面。
気力体力共にギリギリではありますが
まだまだ滑れるのであれば堪能させていただきましょう。
3回目のウォークモードです。
2度の登り返しは経験がありますが3度目は初めて。
ほとんど登りがなく、下りもあったので
体力的には難なく最後の滑走ポイントへ。
(体力温存できて良かった~)
メインの斜面に到着です。
標高も下がり視界も良くなり安堵感の中、滑走準備です。
リーダーからはスラフに気をつける事と
広く使って大丈夫な斜面と連絡があり
いざ滑走です。
上部に比べるとクリーミーな雪ですが
それでもまだまだ深くターンをすると巻き上がる粉雪。
後々聞くと、自分が滑った時にでかいスプレーが上がり
残順番待ちの人達の中でかなり盛り上がったそうです。
視界もいいので思う存分に楽しめます。
斜度と雪がホント良かった。
でかいスプレー自分も見たかった(笑)
標高差270mを一気に滑り降りました。
木々の感覚も広く、ほぼオープンと言ってもいい斜面。
曇り空で日射の影響もなく気温も低い1日でしたので良い雪質で
本日のメインというのも頷ける1本でありました。
そしてこれが本日本当の最後。
4度目のウォークモードで横移動です。
下山ポイントまで移動し、杉林の中を滑り
デポしておいた車まで。
長い長い1日が終わりました。
シールを貼ること4回、滑走する事も4回。
ペースが早かったので、時間的には7時間程での下山となりましたが
今までの中でも断トツでロングルートの1日でした。
熟練者様達の行動や山での技術もそうでありますが
お人柄にも助けられ、無事行程を終えました。
とても良いメンバーと雪に恵まれ
まさしく記憶に残る1日。
こんな事はそうそうあるものではないのですが
これがあるからやめられません。