2018.9.19-20 【朝日岳-雪倉岳-鉱山道】秋を探しに day1
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天気と休みのタイミングようやく合って
周回するには行程がとても長く、2日目はさらに長い。
今シーズンは2回しか山へ出向いていないので体力的に少し不安があります。
しかし、2日目の天気も夕方までもちそうな事と
テント泊なので最悪はビバークが可能です。
なんといっても、富山県と新潟県県にまたがる雪倉岳周辺の稜線の歩きと
そこからの白馬三山を眺めてみたい。
それらを考えた結果、
思い切って「蓮華温泉-朝日岳-朝日小屋-雪倉岳-鉱山道-蓮華温泉」の
周回コースを歩く事にしました。
朝も暗いうちに蓮華温泉に到着。
予定より1時間ほど早く到着したので
そのまま準備を整えて、5時10分スタートです。
予定していた6時よりも早出ができたので余裕を持って歩けます。
歩きだしはまだ暗さが残っていましたがすぐに明るくなりました。
スタートからしばらく下ります。
登るのにこんなに下っちゃうのという位に標高を下げていきます。
一昨日まで雨が降っていたので、森の中に残る水分も多く
朝方の涼しさと相まって、とても癒される空間。
そのかわり朝露で木道はツルツル。気が抜けません。
湿地帯をぬけて樹林帯を更に標高を下げていきます。
2つ目の鉄製の橋を渡り終えると白高地沢橋に到着しました。
渡り終えると、休憩にちょうどよさそうな石のテーブルと
椅子があったので休憩にします。
ようやく下りったので、ここからは長いであろう登りが始まります。
まずはカモシカ坂の名の通りのちょっとキツめの登りです。
ほとんどが木道で登りやすいのですが、
距離が長いのでなかなか樹林帯からでません。
それでも木々が太陽を遮ってくれているおかげで
涼しさもあり快適に歩を進めます。
次第に青空が近くなってきて…
樹林帯を抜けました。
遠くには出発地の蓮華温泉が見えます。
車であんなに上がったのに、歩いて下ってまた登ってきました。
いよいよここからがお待ちかね、開けた尾根、五輪尾根の歩きの始まりです。
雲一つない青空。前を見ても後ろを振り返っても
360度遠くまで見渡せる登山道に気分も高まります。
花園三角点を過ぎると水場が現れます。
崩れかけていますが、木道の左側に木で作られた休憩スペースがありました。
朝食もあまり取らずに来たのでここで簡単な腹ごしらえを。
長い距離を歩いてきたので腹も減ります。
シャウエッセンにパスタ、妻お手製のホットサンドに
デザートは妻の畑で採れたりんごです。
山で生のものを食べると本当に美味しいですね。
少し酸味の効いたりんごが、ほどよく疲れた身体に染み渡ります。
晴れてはいますが暑さを感じるほどでなく
のんびりとした食事の時間を楽しむ事が出来ました。
食事を済ませ、木道の反対側にある水場で飲み水を補給します。
とても冷たくて美味しい。
まだ上部にも水場があるので少なめに補給して出発。
比較的高低差のない穏やかな道が続くので
急にバテることはないのですが
距離が長いので足にじわじわと効いてきます。
その分気持ちの良い道も同じく距離が長いということなので
嬉しいやら悲しいやら。
久しぶりの長い歩きに、五輪ノ森を越えた辺りでペースダウン。
時間はまだたっぷりあるので焦らずにのんびりと進みます。
それにしても気持ちの良い登山道が長く続きます。
ここまで来るのにこんなに時間がかからなかったら
毎週のように通いたい場所です。
人がなかなか来れない場所だからこそ、とてもきれいな場所なのかもしれません。
そしていよいよ朝日岳へ続く稜線へ出ました。
吹上のコルに到着です。
富山の街並みと、その向こうには日本海。
山からで海が見えるなんてとても贅沢です。
普段見れない景色を休憩しながらのんびり眺めます。
登りは朝日岳山頂への1時間程。
そのあとは下って朝日小屋へ向かうのみ。
最後の登りを進み始めると、段々と雲で青空が見えなくなっていきます。
頂上からの眺めも期待していたのですが…
残念ながら朝日岳頂上に着いた頃には、周りは雲で覆われて見渡す限り真っ白な世界。
時折雲の切れ間から青空が見えますが
しばらく晴れそうにないので朝日岳小屋へ向かうことに。
さあ、あとは下るだけ。
簡単に考えていましたが、ここからの道のりもなかなかのもの。
疲れもあるので更に長く感じました。
ようやく小屋が見えてきました。
それにしてもまだ遠い(笑)
下りだけだと思っていたら、小屋までの最後の木道は登りに…
小屋が見えているだけに辛い登りです。
早く休みたい…
ひと踏ん張りして14時、ようやく今晩の幕営地である朝日小屋に到着しました。
出発から9時間。久しぶりの登山でよく頑張りました。