『双六岳』テント泊 DAY1
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2泊3日の予定で縦走を予定していたこの日
初日の雨予報は変わらず、朝から雨。
予定を変更して、天候のよくなる2日目から
1泊2日で双六岳へ行ってきました。
6時過ぎ、新穂高の深山荘近くの無料駐車場P5へ到着。
平日だというのに駐車場はほぼ満車で
空いていたのは残り数台。
2021年8月現在、有料のP2駐車場は
6時間で600円なので2日間駐車していると相当な金額に。
無料駐車場に駐めることができてありがたいです。
トイレをすませ準備が整ったらスタートです。
新穂高センターで登山届を出します。
P5の駐車場には仮設トイレが設置されていましたが
こちらの新穂高センターには建物内にトイレがありました。
少し肌寒い気温と川の音が気持ち良い。
車道をしばらく歩くと登山道入口へ。
砂利の歩きやすい平坦な車道が続きます。
こちらにも登山ポストがありました。
川沿いの清涼感たっぷりの登山道を1時間30分ほど歩き
わさび平小屋へ到着しました。
小屋の前は昔懐かしい縁日のようでにぎやか。
購入しないのにワクワクして良く見ちゃいました。
ここでのんびりと過ごしたい 笑。
冷やされているトマトやきゅうりも
とても美味しいだろうなぁ。
ゆっくり休むのは帰りにするとして
軽い休憩をとり
妻と下りる時にはそうめんを食べようと決めて
名残惜しいですが、先に進みます。
さらに20分ほど平坦な砂利の車道を歩くと
小池新道登山口の入口へ到着です。
ここから本格的な登山道になります。
といっても
こちらもとてもきれいに整備されていて
歩きやすい登山道でした。
1時間ほど歩き、秩父沢出合へ到着です。
手ぬぐいをぬらして腕を拭いたり
顔を洗ったりしてクールダウン。
山と高原地図では水場として記載されているので
沢の水を飲んでみると、冷たくてとてもおいしい!
ちょうどいい間隔で休憩ポイントがあるので
ついつい休んでしまいます。
チボ岩、イタドリヶ原、シシウドヶ原、熊の踊り場と
名付けられた場所を過ぎ、鏡池へ。
鏡池は、その名の通り
鏡のように景色を映し出す池ですが
今回は残念、雲におおわれた空を写していました。
それにしてもとてもきれいに木々が池に写っています。
晴れていると槍ヶ岳も写るそう。
明日の下りる時に見れることを祈って
鏡池を後にします。
そしてお待ちかね
鏡平山荘へ到着しました。
持参したカップラーメンとおにぎりでお腹を満たし
とても楽しみにしていた
今回の山行のお目当てのひとつ
コーヒーフロートをいただきます。
かき氷が有名な鏡平山荘ですが
コーヒーフロートもあるなんて凄くないですか。
山でアイスクリームを食べるなんて初めてです!
コーヒー豆は山小屋支配人の自家焙煎した豆を使用。
コクと苦味がアイスクリームの甘さとあいまって
とてもおいしい!大人のデザートです。
乾いた体に染み入りました。
ここから双六小屋までは2時間ほど。
雲がかかり景色を見ることはできませんが
太陽をさえぎってくれるおかげで
暑さがだいぶやわらぎます。
相変わらず歩きやすい登山道。
これまでの山々を思い返してみても
ここまで歩きやすかった登山道は記憶にないような。
それほどまでに歩きやすく整備されていています。
登山道を整備されている方々には
頭の下がる思いでいっぱいです。
弓折乗越に出た後は、お楽しみの稜線歩き。
遠くの山も見えるようになってきましたが
東側の槍ヶ岳方面は相変わらず雲の中で
その姿を見ることはできませんでした。
花見平を過ぎてしばらくいくと
足元で何か動いたような…
(画像中央あたりにいるのがわかりますか?)
雷鳥です!
右側から歩いてきて堂々と登山道を横切り
左上の斜面を歩いていきました。
今回はまさか見れると思っていなかったのですが
遭遇できると、足を止めてしまいます。
木や草をついばんでいる様子を
しばらく見入ってしまいました。
先日の針ノ木岳で見たばかりですが
何度見ても雷鳥には癒されます。
気持ちもなごみ、足取りも軽くなり
しばらく行くと見えてきました。
本日の目的地、双六小屋です。
14時、双六小屋に到着しました。
さすが人気の小屋です。
小屋泊の方やテント泊の方が続々と受付をしていました。
自分達も受付を済ませてテント場へ。
こんなに広くて平坦なテント場は初めてです。
ペグが石に邪魔されることなくささるし
ツエルトが張りやすい!
これだけでもまた訪れたいテント場、第1位に決定です。
池があり山にはさまれるようにあるこのテント場は
開放感と、なんだか安心感もあって本当に素敵な雰囲気です。
テント場でのんびり過ごすのも
今回の目的のひとつであったので
早めの時間から食事の準備。
平日だったこの日は、広いスペースを
とても贅沢に使わせていただきました。
となりの方との程よい距離感がとてもよくて
居心地の良い時間を過ごすことができました。
ちょうど夕食を食べ終わり、片付けをしだしたころ
雨がぱらつき出し、寒さも感じるようになったのでツエルト内へ。
iPhoneも電波をつかまないし
明日にそなえて早く寝ようとこの日は18時に就寝。
雨や風の音が気になり、ときおり目を覚ましましたが
本降りにはならず、すぐに雨音もしなくなり
いつのまにか眠りについていました。
日常生活では考えられない時間の就寝に
幸せを感じながら眠りにつきました。
DAY2へ続く